「太陽と月と地球のカケラ」 茶会
SUN, MOON and Fragment of EARTH

2022年9月11日 東京新宿柿傳 KAKIDEN, TOKYO







お客様と語らうサロン形式の茶の湯の席「太陽と月と地球のカケラ」を設けました。
露地庭、設え、茶道具全てを西中千人の作品で整え、約70名の方にご参加いただきました。

「画廊の彫刻台の上で見る作品とは別物。生き生きしている。」
「触れて語って、時空間を共有できてワクワクが止まらなかった。」など、皆さんがとても喜んでくださいました。

A salon style tea ceremony "Sun, Moon and Fragments of Earth” had set up and we talked each other.

The open-air garden, interior decoration and tea utensils were all created by NISHINAKA Yukito, and about 70 people attended.

“The works are different from those you see on the sculpture table in the gallery. They come alive."

“I couldn't stop being excited to touch, talk and share time and space."
Everyone was very pleased with the experience.

各人が積み上げ、磨いてこられた美意識を共有し、交流する哲学的エンターテインメントとなり、
「アートは創る人ではなく、観る人の内で完成する」の想いを実感できた嬉しい機会となりました。

「十六夜は わずかに闇の 始め哉」

芭蕉の句の如く
月の光を観て闇を知る十六夜に日に、まさしくヒビを持って命の輝きを感じる会となりました。


     
「太陽と月と地球のカケラ」

この星のすべての生命は太陽があるから生まれた。
その太陽系でさえ銀河の端っこにチョロっと浮いているだけ。
138億年の宇宙の片隅 地球の上で百年ほど生きる人間。
小さなことにイジイジしてないで、今を精一杯ヤリ切るぞ~。
    
これからの茶の湯はどうなっていくんだろう。ずっと不思議に思っていた。 

「茶の湯」って敷居が高くて小難しくて面倒っていうイメージを持たれている。
でも、500年も愛され続けてるからには何か有るに違いない。

茶の湯の歴史やエピソードを追いかける方は多いが、
明日を創るのは、生きてる者の責任だ。

茶の世界、アート界?そんな世界は存在するの?
リアル ワールド(実社会)の中での生き方や美意識を磨くのが
アートだと私は信じている。 
  
そんな私が
「太陽と月と地球のカケラ」という茶席を持つことになった。
これぞ、哲学的エンターテイメント?!
っていう参加型ライブイベント茶席にようこそ!!
  
今日は十六夜。地球のカケラ=ガラスアートを通して
思い込みを取り外し、明日を皆で分かち合いませんか。
あなたにとっての茶の湯ってなんでしょう? 私に聞かせてください。 

互いの美意識を繋ぎ、重ねて生まれる時間と空間で、
一期一会を楽しんでいただけたら最高に幸せです。

2022年9月11日
                西中千人