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吹き納め <2009/12/31>
今年最後の吹きガラス。
大晦日でもガンガン制作しています。
今シーズンは、新しい作品に、我ながら手応えを感じます!
来年の新作を、どうぞご期待ください!
皆様良いお年をお迎えください。
まばゆい金箔の話 <2009/12/30>
私の作品に欠かせない、輝く☆金箔☆
金沢の作田金銀製箔さんから購入しています。
澄(ずみ)と呼ばれる特性の厚打の金箔を使いますが、厚いといっても 1,000分の1mmの薄さ!
手にくっついて直接触ることはできないので、特製の竹のピンセットで取り出します。
必要な大きさにカッターで切り、ガラスが熱いうちに巻き付けて、表面に熔かし込みます。
金ですから、相場に連動して価格が変わります。
金相場が高騰した時などは、もうちょっと待ってから買おうか、、、なんて感じです。
金箔を使う作品は、失敗して無駄にしないように、めちゃめちゃ緊張します。。。
美しく輝く金の魅力に取り付かれているのは、私だけではありません。
古代エジプト、中国の時代から、人類は金に抗えないのですから。
吹きガラスの必須アイテム == み か ん == <2009/12/26>
吹きガラスの仕事は、熱と乾燥で体中がカラカラになります。
休憩時間には、水分とビタミン補給に、みかんが欠かせません。
和歌山生まれでみかんが大好き。
無意識に10個でも20個でも食べてしまうので、最近は1回あたり5個までと決めています。
コンポートは、台の部分がゴージャスです。
吹きガラスならではの、熱〜いガラスの躍動感を活かしています。
待ちに待った JIM MOORE ( ジム ムーア ) の道具が到着! <2009/12/25>
吹きガラス用の道具が届きました。
アメリカのシアトルから、ちょっと珍しい道具達が到着。
作っているのは ジム ムーア(JIM MOORE)さん。
インターネットで注文して、2週間程で郵便屋さんが配達してくれました。
実は結構大きくて、ピンセットみたいなのは30cmもあるのです。
始めて使う物もあるので、ちょっとワクワク!!!
この道具を使って制作している画像は、後日アップする予定です。
恒松正敏さん <2009/12/23>
日経を読んでいたら、親しくさせていただいている画家の恒松正敏さんの写真と、『東京のパンクシーンをけん引したフリクションのツネマツマサトシ』の文字。
???恒松さんってそんな偉いミュージシャンだったのか!!!ヤバイ知らなかった、ゴメンナサイ。
恒松正敏さんとは、私がフリーターをしていた昭和の最晩年頃に知り合いました。
当時のイメージは、別世界に生きてる一見ワルそうな新進気鋭の画家さん、でも実は情に厚い熊本人でした。
私は薬剤師の資格は取ったものの自分の将来の方向性がはっきりと見えずにフラフラしている時期でした。
それから私はガラスを始めて、アメリカの美大から帰国し、ある教育機関で助手をしていた1995年に、
そこで教鞭をとっていた画家の安達博文さん(現、富山大学教授)が、「恒松は音楽だけやっててくれればいいのになぁ〜、ライバルが復活しちゃうよ」と呟いてらっしゃったのを思い出しました。
この売れっ子画家さん二人は東京芸大の御学友です。
パンクファッションに身を包んだ恒松正敏さんの写真を見て、
私も歴史に名が残せるような仕事を積み重ねていかなければと、つくづく感じました。
新作発表! 今回は作品です! <2009/12/23>
切子のぐいのみです。
切子と言っても、従来の表面に装飾的な柄を刻むものとは大きく異なります。
吹きガラスで生地を作り、削って形を創り変えます。
深く削るので、生地が十分に厚くないと穴が開いてしまいます。。。
ブルーは、試作の途中経過です。
切子(カット)シリーズは、菊地寛実記念 智美術館館長の林屋晴三先生にも、多摩美術大学 客員教授の武田厚先生にもお褒めをいただきましたので、力を入れて、現在奮闘中です!!
収 穫 その2 <2009/12/20>
今朝は寒かったですね〜。
霜が降りて、庭のカリフラワーも凍っていました。
さっそく茹でて、サラダにしていただきます。
器は、5年前に作ったものですが、紫の流れるラインがきれいでしょ?
底には銀箔が熔かし込んであって、食べ終わる頃にキラリと顔を見せます。
新作発表! といっても。。。 <2009/12/16>
作品ではなく、新調した吹きガラス用のサングラス(保護メガネ)。
超高温のため、熔解炉内のドロドロのガラスは、真っ赤を通り越して、真っ白でまぶしく、目が眩むほどです。制作中は、明るさの大きく異なる室内と炉内を繰り返し見るので、目はとても疲れます。
お気に入りのNewサングラスで、気分はパンツェッタ・ジローラモ !?!?
アシストをしてくれる由元くんは、今年自分の工房を構え、さらに意欲的に作品創り励んでいます。
日経『私の履歴書』<2009/12/10>
今月の日経「私の履歴書」に連載中の 直木賞作家 津本陽氏は、和歌山県立桐蔭高校の大大大先輩。
その上、生家が私の実家と近く、子供時代の描写に登場する和歌浦、片男波などの地名も
自分が子供時代にいつも遊んでいたエリアだ。
それにしても、80歳になられても、幼少時代のことをあれだけ鮮明に覚えていられるとは
やっぱり脳ミソの出来が違うのだろう。
高校の先生が、津本陽氏を変わリ者を呼ばわりしていたことを思い出した。
撮影日和 <2009/12/07>
今日はお天気が良く、絶好の撮影日和。
小さな作品は、室内でスポット照明を当てて撮影しますが、
このような大きな作品の場合は、太陽光が一番ガラスを美しく見せてくれるので、外で撮影をします。
光が当たってこそ、ガラスは輝くのです☆☆☆
日本橋高島屋 「 酒器展 」 に出展します! <2009/12/05>
毎年恒例の年末「酒器展」が日本橋高島屋で開催されます。
土もの、磁器もの、金属、ガラス、、、大勢の作家の酒器が一堂に集まります。
是非皆様お誘い合わせのうえご来場くださり、お気に入りの一点と出会ってください!
『 酒 器 展 』
日本橋高島屋 6階 美術画廊(工芸サロン)
2009年12月9日(水)〜29日(火)
午前10時→午後8時(最終日は午後4時まで)
『 大江戸りびんぐでっど 』 <2009/12/04>
宮藤官九郎が 始めて作、演出をした 歌舞伎 『 大江戸りびんぐでっど 』を見て来ました。
いきなり着ぐるみ、それもイルカとイグアナの干物の兄弟で幕開け!というアングラチックな演出で、つかみはキッチリOK!?
劇団ノリで押して押して最後まで乗せ切っていただけたので、1時間40分、最後まであっという間でした。
賛否両論あるかも、、、、ですが、こういうコラボを仕込める歌舞伎界って素敵ですね。
「暫く」も「陰陽師」もゾンビにあっさり喰われてしまうのは、古典 and 伝統だけが歌舞伎じゃないぞという クドカン の意図かなぁと、深読みしてしまいました。
とにかく娯楽性は抜群で、意外に上品です。
しっかり楽しませていただきました。
市川染五郎さんは、重過ぎず軽過ぎず、キチンとした人柄がよく表れてましたし、
中村獅童チャンの全身タイツ姿も似合ってました。
まだまだ外で頑張っています! <2009/12/03>
椿が全盛となった12月ですが、ハイビスカス達は、まだまだ元気に外で咲き続けています。
毎年最低気温が5℃以下にならないうちに暖かい工房に入れ、春まで工房内で楽しみます。
綺麗な花で心を和ませてくれて♡ありがとう♡
日本刀の美 <2009/12/01>
いつも個展にお越しくださるM氏のご紹介で、神宮前にある日本刀の店「霜剣堂」に行きました。
日本の国宝美術品 約千二百点中、およそ一割が日本刀で、最も多いということをご存知でしたか?
私はそのことを初めて知りました。
刃文と地鉄の美しさや時代と姿の相関性、研ぎ方の違いによる刃文の見せ方まで、いろいろ詳しく鑑賞法を教えていただきました。
流石!!世界に誇る日本の美術品、極限を追求した無駄の無い美しさです。
千年以上にわたり、この国で大事にされてきた訳が理解できました。
カリフォルニア芸術大学で学んでいた頃に、ガラス彫刻家の Clifford Rainey 氏から、よく simplify(単純にして)、 purify(純粋に) と言われたのを思い出しました。
時代を経て益々価値が積み重なっていく作品を残していきたいと、改めて強く感じました。
ついに!!! <2009/11/30>
BLOW ( 吹きガラス ) 制作が始まりました( 気合いっ )!
今シーズンは初心に還り、完成度を高めるのではなく、大暴れします。
楽しい作品をジャンジャン創ります。
自分が楽しめないと、見てくださる方に楽しみを与えられませんからね〜。
どうぞ、ご期待くださ〜い!
いよいよ BLOW ( 吹きガラス ) の制作スタート迫る!! <2009/11/27>
五日間かけて、室温から1350℃までゆっくり温度を上げ、ルツボの焼〆をします。
新しいルツボにガラスの原料を入れる前に、熔けたガラスをルツボの内壁全面に塗り込みます。
ガラスの原料には、粉状のものと、カレット(ガラスのかけら)を混ぜて使います。
うちで作った同成分の透明のガラス(失敗作など?)は、ここでカレットとしてリサイクルできます。
原料をチャージ(投入)し、1350℃で炊き上げ、熔かします。
きれいに熔けるかどうかは、腕次第!。うまくいかないと泡だらけになったり、ブツブツしたものが残ったりします。
最高の状態に熔けるように、温度を電子制御プログラムで管理しています。
うちのガラス生地はとてもきれいで、原料メーカーの人やガラスの仲間達にも驚かれるほどです(☆自慢☆)。
こういう裏方の仕事がとても重要で沢山あるんですよね〜。
熔解炉の口を全開にすると、1350℃の熱気がどひゃーっと襲いかかってきます。
慣れない人は、燃えたぎるガラスの色にまぶしくて目も開けられないし、当然化繊の服は燃えちゃいます。
BLOW ( 吹きガラス ) の制作開始にあたり、、、 <2009/11/26>
しばらく放置していたマーバーの錆び取りをしました。
マーバーは鉄板の作業台で、この上で熱〜いガラスの形を整えたり、金箔を巻いたりします。
錆び取りは細かい鉄のかけらがビシビシ飛んでくるので、フェイスガードが必須です。
フェイスガードは熱除けにもなるので、ガラス工房では必需品です。
おそらく、、、うちのマーバーは日本一大きい&重いと思います。
工房に来るガラス関係者は、まず工房の広さに、次にマーバーの大きさに驚きます。
この立派な厚い鉄板は頂きものなのですが、薄い鉄板だと、熱いガラスを大量に乗せるとその熱で板が反ってしまったりするので、この重厚なマーバーが、とても重宝しています。
でも、ここまで大きくて頑丈な必要なないのですが、、、。
というわけで、移動にはフォークリフトが欠かせません。
マーバーをピカピカに磨きあげて、☆男を磨いて☆、さあ気合いを入れて制作です!
床もグリーンに塗り替えて気分も一新!。
散 髪 <2009/11/20>
モデルやシンガーのヘアメイクをしている片桐直樹さん。
いつもカットをお任せしています。
仕事が丁寧で、持ち味を活かした独創的なスタイルをつくってくれます。
柳宗悦 生誕120年記念特別展 <2009/11/19>
民芸の父とも呼ばれる『 柳宗悦 』の生誕120年記念特別展に行ってきました。
不断使いの品の中に美を見出す眼を持った人が蒐集した品々。
鹿革の羽織、木喰仏、浜田庄司、ガラスの仏舎利、もちろんバナードリーチも。
特に氏の『茶の湯』に対する考え方に興味を持っていたので、自筆の関連原稿の過激な内容に驚きながらも共感しました。
それにしても「下手物」から「民藝」に至ったとは知りませんでした。
特注の展示台とともに嫁ぎます <2009/11/18>
このたび、有料老人ホームに嫁ぐことになった「錦」です。
設置される施設のエントランスホールの家具が落ち着いた濃茶系で統一されているので、
ミラーを埋め込んだ白い展示台で、明るく「錦」の持つ優美な華やぎを強調します。
入居の皆様が、この「錦」をご覧になって、お元気にはつらつと生活されることを願っています。
Passion Japan ( ミラノ ) に出展します! <2009/11/16>
12月1日〜31日 ミラノ Milan の Galleria Gracis で開催される 『 Passion Japan 』( Passione Giappone )に出展します。
ガラスの本場イタリアでは、初めて作品展示です。
多くのガラスアート作品に慣れ親しんだ方々に、「 西中千人 」という「 日本人 」が作るガラス作品を見ていただけることは大変光栄であり、評価に期待しています。
勝浦 割烹 中むら = 西中千人のガラスの器と秋の料理 = <2009/11/15>
南房総 勝浦の 割烹 中むら さんで、私の器に秋の料理を盛りつけていただきました。
目にも美しい料理は、器との相性もぴったり。
ガラスの器は、夏だけではなく、一年中楽しんでいただけますね!
全国にファンを持つ中むらさん、さすがにセンスの良さが光ります。
来年5月には、私の器を使った旬の料理の特別コースを設け、少人数限定でのご予約を承ります。
私自身が今からめっちゃ楽しみです。
割烹 中むら http://kappoh-nakamura.com/
大好評!!! Asian Art in London (10/29-11/07) <2009/11/14>
『 雅 』の抹茶碗、ぐいのみが大好評でした。
日本国内の個展でも、外国からのお客様に作品をお求めいただくことは少なくありませんが、
毎年ヨーロッパ中から東洋美術ファンが集まるこのイベントで作品が認められ、とてもうれしいです。
次は12月のミラノです。
思いっきり手すりを切断して、リフトを移動しました。 <2009/11/11>
今年4月、階段に、荷物の上げ下ろしのためのリフトを付けました(写真左)。
重たいわれものの作品などを移動するのに大活躍しています。
急いでいたこともあって、もともとあった手すりを活かして付けましたが、階段が狭くなってしまったので、
思い切って手すりを切り、反対側にリフトを移設しました。
結構手間のかかる作業でしたが、階段も広くなり快適です(写真右)。
収 穫 <2009/11/09>
先月、二十日大根と小カブの種を蒔き、ブロッコリと紫キャベツの苗を植えました。
二十日大根は、甘酢漬けが美味!
ブロッコリと紫キャベツは、毎日青虫と戦い、やっつけながら
収穫の日を楽しみにしています。
” Everything Japan Shop ” ( ムンバイ ) に 出展します。<2009/11/08>
2009年12月1日〜2010年1月31日まで、インド、ムンバイ ( Mumbai , India ) の Grand Hyatt Hotel に
" Everything Japan Shop " が オープンします。
経済産業省 中小企業庁が主催する日本の工芸品を海外に紹介するプロジェクトで、
有田焼、輪島塗、江戸切子などとともに私のガラス作品が選定されました。
インドの富裕層向け雑誌「Marwar」の編集長 Reshma Jain氏が選んだのはこの3点。
急成長するインドで、私のガラスがどのような評価を受けるのか
ここは、気合いで勝負です!
11月27日には、現地メディアを集めたレセプションパーティが行われます。
ダイヤモンドコレクション<2009/11/02>
ダイヤモンドといっても、宝飾品ではなく、ガラスを削るための道具 =ダイヤモンドホイル=。
金属のホイルに、細かいダイヤモンドを埋め込んだものです。
用途に応じて、刃の形や大きさ、ダイヤの粒度など、適切なものを選びます。
多分モノを作る人は、みんな道具好き。次々に新たな形状のホイルが欲しくなります。
そんなわけで、ずらりと並んだダイヤモンドホイルの数々。
チェコのDIAS社に、オーダーして作ってもらいます。
摩擦の熱でガラスが割れないように、水をかけて冷ましながら削ります。
水や削ったガラスがビシビシ飛んでくるので、魚屋さんのようなビニールの前掛けを付けてます。
新作の蓋置3点です。
壷替え完了!<2009/10/25>
毎年恒例の、年1回のガラス熔解炉のメンテナンス。
火を止め、温度を下げます。急に冷ますと炉内にダメージが出るので、温度をコントロールしながら1週間かけて、ゆっくり冷まします。
フォークリフトで熔解炉前面のふたをはずし、古いルツボを取り出します。
ふたの裏側は、こぼれて付着した1200℃の熱いガラスで浸食され、崩れています。
これを修復して、新しいるつぼを入れて、ふたを閉めて完成です。
お帰り〜!コルベット<2009/10/20>
愛車 ’82型Corvette。
彼女との出会いは19年前。アメリカ留学中、作品や材料を運ぶためのワゴン車を探しに中古車屋さんに行った時のことでした。
目が合って♡一目惚れ♡。ワゴン車から一変して、即決でこの子を連れて帰りました。
当時は黒でしたが、6年前に、この色に塗り替えました。
見る角度によって、ブルーからゴールド、赤紫に変わるこの塗装は、彼女のボディコンシャスなデザインをよりいっそう引き立てて、美しさ倍増☆☆。
27年前の車ですが、電気系、冷却系、サスペンション、ブレーキ等をアップグレードしてあるので絶好調です。
ところが先日、突然バッテリーがあがってエンジンがかからなくなりました。
原因がわからないまま、フル充電してとりあえずその日は乗りましたが、次の日、またエンジンがかからない!!!
仕方なく、いつもお世話になっている整備士の小川さんに救いを求め、彼女を預けました。
調べていただくと、原因は、何とも些細なことで、、、、助手席のミラーのライトがONになったままになっていたのに気がつかず、つけっぱなしの状態だったようです。
無事に帰宅して数日ぶりに会うと、やっぱり美しい!
いまどき、こんな車、作らないですよね〜。
メゾンエルメス、POLA MUSEUM ANNEX 、義経千本桜・・・<2009/10/18>
盛りだくさんの一日。
(1)メゾンエルメス
Jean-Michel Alberola 展。
この広くて光がイッパイの空間で個展したいなあ。
(2)ポーラ ミュージアム アネックス
「美術を変えた9人の画家」展
歴史上の洋画家さん達、当時は苦労したんだと思います。。。。
(3)歌舞伎座 義経千本桜
さすが吉右衛門さん、イカリ知盛も迫力満点でした。
富十郎さんの透明な声は年齢を感じさせない独特の存在感です。
(4)渡邊 彰 江戸指物展
桑の箸は五角形(写真)。この細工は腕の見せどころ。江戸の職人の手仕事
(5)建築家 谷口くんと
建築家谷口充良君と久しぶりに会いました。渋谷区に事務所を構える一級建築士の彼は、和歌山
県立桐蔭高校の同級生です。
いま構想中の、自邸の外壁にガラス作品を埋め込む計画について、意見を聞きました。
ん〜確かに、、、というご意見。さすがっ!建築家。
でも、迷うな〜、、、。
実りの秋<2009/10/17>
今年6月、日本橋高島屋の美術画廊での個展の時に、他の会場のグループ展を見に来ていた
カガミクリスタル時代の仲間と、20年ぶりにバッタリ再会。
その彼が工房に遊びに来てくれました。
長野のご実家で作られている果物をたくさんいただきました。
手をかけて心を込めて作られたものは、めっちゃ美味しい!
自作の器は、コンポートと薄冰(うすごおり)。
果物の豊かな彩りと芳醇な香りに、うまく調和しています!?
ついに、ホームページをリニューアルしました! <2009/10/16>
私は感動的な作品に出会うと、その作り手に興味が湧きます。
この人は普段、どういう生き方をしているのだろう?
展覧会でお会いするお客様、西中千人の作品をご覧になった方、まだご覧になっていない方に
作品創りに関わる(かもしれない?)日常をご覧いただきたいと思っています。
『こんな生き方をしています』ということをお伝えしていくつもりです。
熔接も塗装もします。<2009/10/11>
工房設備のメンテナンス。
今日は、ガラス熔解炉の後ろ側にある煙突付け根のボックスを固定しています。
バーナーのカバーの仕様変更をしました。
掃除しやすくするのが目的でしたが、ついでに色を塗り替え、黄色から☆GOLD☆に塗り替えました。
設備全部をGOLDにしたいのですが、耐熱塗料に金色がないので、残念ながら熔解炉やその他の熱のかかる設備は、SILVER色です。
年1回の交換に備え、新しいるつぼも到着しました。
自由が丘茶寮魁山<2009/10/09>
自由が丘の茶寮魁山さんでお昼をいただきました。
こちらでは、私の器を使っていただいています。
料理長の青木さんは、ホテルオークラ「山里」で腕を磨いた名料理人。
いつもカウンターで、青木さんから素材や調理法の話を聞きながらお料理をいただきます。
目の前で見せてくれる、生きた鱧の骨切りは、まさに名人芸◎。
見事な包丁さばきは、想像以上の美味しさにつながります。
サヨリの昆布〆と、鱧の天ぷらは、今すぐにでもまた食べたい逸品です。
土鍋で炊いたご飯は、どうしてあんなにつやつやで美味しいのだろうと、いつも感心しながら、
ついついおかわりしてしまいます。
自由が丘 茶寮 魁山
http://www.saryo-kaizan.jp/
地産地消<2009/10/04>
ルッコラとズッキーニのサラダ ブラックオリーブのドレッシングで
ルッコラは野生種のセルバチコ。辛みが強いのが特徴です。
2年程前、お隣りの三橋さんからいただいた苗から種がこぼれ、庭のあちこちで芽を吹き、
今では大株になり、沢山育って毎日食べています。
ズッキーニも地元産。このあたりは農家が多く、新鮮な野菜がいつでも手に入るのでありがたいです。
地産地消を心がけています。
ズッキーニは、焼いて食べるよりも、生で食べる方が好きです。
ブラックオリーブと赤ワインビネガーのドレッシングが良くマッチしました。
自作の皿は、「冰皿(こおりざら)」
氷のようなごつごつした足に乗っている皿は、テーブルから浮き上がっていて、立体的で流れるような涼やかさが特徴です。
冰は氷の旧字体です。
根津美術館 新創開館のプレビューに行ってきました。<2009/10/02>
庭園にて
待ちに待った、新・根津美術館 http://www.nezu-muse.or.jp が
ついに新創開館し、内覧会にお招きいただき、行ってきました。
国宝をはじめとする見応えのある収蔵品の素晴らしさはもちろんのこと、広大な敷地の中の美しい日本庭園と隈研吾氏設計の新展示館は、都心にいることを忘れてしまうほどゆったりとした時間を過ごさせてくれます。
根津公一館長ご夫妻、副館長のお出迎えの中、雨にもかかわらず、朝10時のオープニングにはすでに沢山のお客様が来館されていました。
中島千波先生もいらっしゃっていました。
実は、ここに住むのが私の夢です。
四代 山田常山 壷展<2009/10/02>
常滑焼の山田常山先生の個展に行ってきました。
先生とは、7年程前、名古屋の名鉄百貨店の画廊で偶然同時期に個展を開催して以来久しぶりの、そして四代 山田常山を襲名されてから初めての対面でした。
3回も焼き重ねられた壷は、土の持つ力強さの上に美しい景色が生まれ、一つ一つがそれぞれ「しぶとい存在感」を誇ってました。
南青山 酉福ギャラリー http://www.yufuku.net にて
箱書きは心を込めて。作品を納めるための最後の大切な仕事です。<2009/09/25>
箱書きは大好きだけれど、気分がのらないときは上手く書けません。
ようやく調子が出てきた頃にはもうおしまい....なんて日もあります。
6月に、中国西湖の西冷印社で買ってきた端渓の硯は、石目が美しく、上手く書けそうな気持ちにさせてくれます。
作品をお求めくださったお客様の笑顔を思い浮かべながら、一点ずつ丁寧に仕上げます。
今年もKatieがロンドンからやってきた<2009/09/21>
ロンドンで、日本の工芸作品を扱うアートディーラーのKatie Jonesさんが、
10月末からロンドンで開催されるAsian Art in London
http://www.asianartinlondon.com/への出品作品選定のため、今年も工房を訪ねてくれました。
Katieは、20年以上前から毎年来日する超日本通。
3週間の日本滞在中に、日本全国の取り扱い作家の工房を回るパワフルさは見習わなければなりません。
本音で話し合える信頼できるパートナーです。
栗♡栗♡栗 。。。。<2009/09/18>
毎年恒例の、一見チャン宅での栗拾い。
今年は天候の影響で不作とのことでしたが、とんでもない!
見事な大粒の栗がゴロゴロ。
丹誠込めて栽培されている日頃の成果を感謝していただきます。
一見チャンのお手製モンブランは、アンジェリーナにひけをとらない超一流の作品!
あの人、天才です。
負けずに、帰って早速渋皮煮作り。
手間はかかるけど、めっちゃ美味しい。
こう見えて、結構料理は得意です。
もちろん自作の皿で。
止めどなく食べてしまうので、一日3粒までと、固く心に決めています。
せっかく10Kg減量したのに、もう戻りたくないからネ。
ライバル!? 魯山人の住居<2009/09/17>
北鎌倉から笠間に移築された北大路魯山人の旧宅「春風萬里荘」を訪ねました。
魯山人自らが設計した茶室「夢境庵」の黒柿の床柱は、予想外の華やかさでビックリ!
自作の陶製便器「アサガオ」や、広々とした風呂の陶板も魯山人ならではの凝った作り。
こんな環境で作品創りと食道楽に明け暮れたいものだなあ。
まさくん&まほちゃんの「オオタガラススタジオ」は、ここのすぐ近く。
手づくりのカッコイイ工房です。
http://www014.upp.so-net.ne.jp/OTA-GLASS/index.html
CAFE DE ISIS のランチ<2009/09/10>
7月に自由が丘にオープンした、CAFE DE ISIS( カフェ ド イシス )さん
http://www.cafe-de-isis.comで、私の制作したガラス器を使っていただいています。
写真は、ランチのコースのデザートです。
料理長は、あの「招福楼」で20年、京都ホテル「入舟」で10年 料理長を務めた 堀江隆雄氏。
自由が丘駅から徒歩8分の閑静な住宅街にあるこの店は、空間を吉谷博光氏、庭を吉谷桂子氏が手がけた極上のスペースです。
伝統と新しさを合わせ持つ堀江氏の京料理とエスプレッソを、Lunch、Tea time、Dinner でたっぷりと味わうことができます。
ドバイに滞在。。。乗り継ぎの5時間待ちを避けて<2009/09/03>
ケニアのナイロビからの帰り、乗り継ぎ地のドバイに降りて、2日間滞在。
涼しいケニアから一変して、昼間は40℃超、夜中でも30℃超の世界!
普段はどこに行っても、ひたすら街中を歩き回るのですが、さすがにこの暑さには勝てず、スークには行かずに、巨大ショッピングセンター内のカルフールで食料品を買ってしまいました。
なんて軟弱なんだろう!
アラビア文字は一昨年訪れたエジプト以来ですが、数字だけは覚えたけれど、文字は全く解読できず?????
あの、噂の7つ星ホテルは、今回は外観だけ拝んで次回のお楽しみに。。。。
ところで、次回っていつ?
ケニアに行ってきました。<2009/08/30>
羽田→関空→ドバイ→ナイロビと乗り継ぎ、片道28時間かけてケニアに行ってきました。
3カ所の動物保護区、国立公園を車と飛行機で回り、大自然の中で生活する野生動物と人々の暮らしを覗いてきました。
地球は丸いのだということが実感できるほど、360°見渡せる壮大な景色は圧巻!
空から気球で大平原を見渡すと、キリンやバッファロー、インパラ、シマウマが自由気侭に走り回っています。
これはアフリカ大陸で、人類が生まれる前から繰り返されていたのかもしれないなぁと、
その時間的空間的な雄大さにホトホト感じ入ってしまいました。
レパードが、捕らえたインパラを木の上で食べる、まさに「弱肉強食」の現場も目にしました。
電気も水道もなく、牛を放牧しながら伝統的な移動生活を続けるマサイ族の生き方こそが、
私たちの忘れている人間の原点なのかなと考えさせられたりしました。
赤道直下とはいえ、標高約1,800mの地は朝10℃、日中20℃と快適でした。
卯辰山工芸工房でレクチャー開催<2009/08/03>
金沢市の卯辰山工芸工房で、ガラス作家を目指す後輩達に「アーティスト、職業作家として生きる」についてのレクチャーをしてきました。
自分を見つめ直す良い機会となり、自分自身の勉強になりました。
ZOOMERの辻和美さんの「カフェ工船」で、数年ぶりに本人と会ってきました。
時期は異なりますが、同じカリフォルニア芸術大学でガラスを学んだ仲間です。
今はヨガのクラスも持っている才女です。
沢山のお客様にご来場いただきました。誠にありがとうございました。<2009/08/01>
今年は、下記の日程で個展を開催しました。
おかげさまで、沢山のお客様にご来場いただき、
盛会に終えることができました。
いつもご支援くださる皆様に心よりお礼申しあげます。
4月2日(木)−8日(水) 船橋東武百貨店 5階美術画廊
4月15日(水)−21日(火) 岐阜高島屋 8階 美術画廊
5月6日(水)−12日(火) 横浜高島屋 7階 美術画廊
5月20日(水)−6月2日(火) 日本橋高島屋 6階 美術工芸サロン
6月25日(木)−7月1日(水) 池袋東武百貨店 6階美術画廊
7月7日(火)−13日(月) 仙台三越 7階 アートギャラリー
7月22日(水)−28日(火) 大阪高島屋 6階 アートサロン