沢山の方にご来場いただき、盛況に終えることができました。ありがとうございました。
ー 生命を感じるガラス ー
西中千人ガラス展
5月26日(水)〜 6月8日(火) 午前10時〜午後8時 最終日8日は午後4時にて閉場
日本橋高島屋 6階 美術画廊 〒103-8265 中央区日本橋2-4-1 TEL 03-3211-4111
「夢で見た花」 極楽浄土に咲くあでやかな花。
生命の象徴として永遠に咲き続ける、夢で見た花。
「硝子金呼継」 個性豊かな硝子片を金箔の下地に熔かし込み
器にした愛らしい蓋物です。
日本古来の呼継の技法を
独自の視点で解釈した、現代的な作品です。
「流涼」 波のうねりを思い起こさせる抽象彫刻のような器です。柔らかさや温かさを感じさせる不思議な質感のガラスです。塊のような分厚いガラスを
ダイヤモンドの砥石で削り出します。
「 ビアマグランカイ8 」
審査員特別賞 アウラ・野々村賞 受賞
左から:『 夢で見た花 』『 まど 』『 瑠璃の糸 』『 鮑の大鉢 』
工房で育てた花たちが、会場を演出します。
<その1>
『 手桶 』+ 菖蒲
<その2> 「 創作切子花入 』+ クレマチス
<その3>『 墨 流 』+ バラ ,
ショウガ
硝子金呼継の蓋物。おかげさまで大好評でした!
美濃陶祖14代、加藤康景先生と。
毎朝屋上の七福神にお参りし、会の成功を祈願しました。
すべて、何も皆、事のとゝのほりたるは、あしき事なり。 し残したるをさて打ち置きたるは
面白く、生き延ぶるわざなり。 ー 徒然草より ー
自然界から「不完全な美」を見出すという、日本独特の美意識を礎に、熔けたガラスの躍動感と透明な感性で ”美 ”を世界に向けて表現しています。
アメリカ、中国での留学で得た海外から日本文化を見るという視点と、伝統的な技法を独自の解釈で現代に提示する姿勢でガラスに生命を吹き込むように制作をしてまいりました。
六回目となる今展は『生命を感じるガラス』がテーマ。
「常磐露草」、「夢で見た花」や「アイスツリー」などの花や氷をモチーフにした作品
また、切子の技法を前衛的に用いた「創作切子」シリーズや陶芸の呼継技法にガラスで挑戦した「硝子金呼継」など約80点を準備してまいりました。
『 造形美溢れる大胆で繊細な吹きガラス作品 』や『 静寂な鋳造ガラス彫刻 』と共にゆっくりと御覧ください。
この展覧会が、私のガラス作品と皆様との忘れられない出会いになれば光栄です。