《 Special Collaborate 「 呼継よびつぎ 」&「 時織ときおり 」西中千人 × 荒井沙羅 》 







千人さんとコラボレーション。


千人さんの「呼継」。
そして私の「時織」。


それぞれ違うクリエーションの世界の中で…。
出合った時、それは一瞬にして1つの絆になった。


千人さんの代表作でもある“くれない”が私の心に響いた。
私が毎シーズン、コレクションとして発表している「時織」という
作品に、西中千人氏の「呼継」の代表作である“くれない”が重なり
あった瞬間でもあった。


自身のコレクションを発表して10シーズンが過ぎ…。


そして千人さんに出会った直後のコレクションがその10シーズン目。
そのシーズンの私のコレクションに「時織」は存在しなかった。


それは今回、西中千人氏とのコラボレーションで発表する作品
だったかの様にすべて、自然の流れに導かれ、
今回のコラボレーションに繋がった。


そして、その作品は今ここに存在しています。


お互いの共通する想いは、日本の伝統・文化を継承し、そのものへ、
新たな息吹を吹き込み“かたち”“アート”として表現していく事だと…。


                       荒井 沙羅













初めて見た時の衝撃をハッキリ覚えている。
間違いなく、私の呼継と同じ感覚で表現している。


タイトルの「時織」、、、時を織る?


不思議だった。


荒井沙羅さんとお会いして、タイトルについて聞いてみると、
時とは生きてきた時間、即ち、
個人的な思い出や記憶まで織り込んだ作品だという。


是非、コラボレーションをしてみたいと思った。


私の呼継は、「今の自分を壊し、生まれ変われるのか」という
問いかけの意味も含め、過去を礎に、未来へ向けて新たなものを
生み出す『挑む表現』。


沙羅さんの時織から触発された呼継と、
沙羅さんが私の呼継からイメージした時織。


お互いこの会場で、初めてそれぞれの作品に対面することになるが、
また、さらに心地よい刺激を与え合えたら嬉しい。




                       西中 千人